美容皮膚科医の教える!今からできる春の花粉症対策②

3月に入り、より気候も暖かく、街中ではマスクをつけている方が増え、日本全国で本格的に花粉前線の到来を感じるようになってきました。前回から、花粉症とは何か、肌と花粉の関係などについてお伝してきましたが、2回目となる今回は、皮膚科医の横井彩先生による“今からできる春の花粉症対策”をご紹介いたします。

身近にできる対策は?

横井先生によると、花粉症の症状がでている方にとって一番大事なのは「アレルゲンである花粉を遠ざけること」だそうです。

シンプルですが効果的な対策として教えていただいたのがこちらの2点。

  1. マスクやメガネなどを着けて、体と接触する部分をガードすること。
  2. 外出先からの帰宅後に、目を洗ったり、鼻うがいをしたり、花粉が接触していた部分をキレイにすること。

ここからも分かるように、“とにかく花粉との接触を減らすことが大事”ということですね。

さらに、乾燥も花粉症にとっては大敵に。「鼻やのどの粘膜が荒れていると、花粉に対して体がより過敏になります」と横井先生。ふだんからこまめな水分補給をしたり、乾燥しがちな室内に加湿器でうるおいをあたえたり、保湿効果のあるマスクを着用するなどして、日ごろから乾燥にも注意していきましょう。

また、抗アレルギー剤を内服する方に向けてのオススメとして次のようにお教えいただきました。

「毎年、抗アレルギー剤を内服する方は、症状が出はじめる少し前から使用しはじめたほうが効果的です。花粉症の症状が本格的になって鼻や喉の粘膜が過敏になってしまってからだと内服の効果を感じにくくなります」。

花粉での肌荒れには“ゆらぎ肌”以外にも原因が・・・

前回、“ゆらぎ肌”についてお伝えしましたが、花粉による肌荒れはそれだけが原因ではありませんでした。その一番の原因が“肌の乾燥”。

「乾燥などでもともと肌が過敏になっているところに花粉が触れると、より症状がでやすくなります。肌に花粉がついたときの反応は、健康な肌と荒れた肌では異なり、荒れた肌では花粉への反応がより出やすくなるのです」。

花粉への対策は、できる限り遠ざけることが一番ですが、ふだんから肌を乾燥させず健康な状態をキープすることで春のこの時期も美肌を保っていきましょう。

春は出会いの季節。
新しい場所、新しい人と出会うときに自分をいいコンディションの状態にしておくためにも、身近にできることを取り入れて、少しでも花粉症からさよならしてみてはいかがでしょうか。

【監修】
晴海トリトン 夢未来クリニック 皮膚科 院長
横井 彩 先生
‘03年3月秋田大学医学部卒業後、同年4月より秋田大学医学部 皮膚科・形成外科学講座で学ばれ、’15年8月秋田大学医学部 皮膚科・形成外科学 助教授に就任。’17年4月には藤田保健衛生大学 坂文種報徳會病院総合アレルギー科講師を経て、’18年4月晴海トリトン 夢未来クリニック 皮膚科 院長を務める。肌が健康な本来の状態であることを大事に、アクティブな現代女性こそ「洗顔・保湿」のシンプルケアをと提案している。

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