Column
もう鏡の前で悩まない!美容皮膚科医が教える大人ニキビ対策

ふっと鏡を見たらアゴや頬に赤く腫れたニキビが…なんてことありませんか?
10代の頃の思春期ニキビとは違う、ハタチを過ぎてからできる「大人ニキビ」はなかなか治りづらく、化粧ノリも悪くなるのでついつい気持ちがへこんでしまうことも。そんな「大人ニキビ」ができても大丈夫! 健やかなツヤ肌に戻すためのケア対策や予防法をご紹介します。

大人ニキビとは?

そもそも思春期ニキビと大人ニキビって何が違うのでしょうか。

思春期ニキビはその名前のとおり、10代の思春期にできるニキビです。その時期は性ホルモンや成長ホルモンが活発になり、過剰分泌された皮脂が毛穴に詰まることで炎症を起こすのが原因。皮脂分泌の多いおでこや鼻などのTゾーンにできやすいのが特徴です。

それに比べてアゴや頬などのUゾーンにできやすいのが大人ニキビ。メイクやスキンケアはもちろん、肌の乾燥、過度なストレス、不規則な生活や性周期などニキビができる要因は様々。どの要因が大きく影響しているかは人によって違いますが、できる限り規則正しい生活や睡眠時間の確保など日常生活の見直しが重要です。

早めに皮膚科で治療をするのが好ましいですが、治療だけでは治りにくいのも大人ニキビの特徴。治療とあわせてスキンケアやメイクなど自身で改善できることもおこなっていきましょう。

プロが勧める大人ニキビのスキンケア&メイク

今回は大人ニキビに悩める方のために、美容皮膚科医の横井彩先生が、
“ニキビ撃退のスキンケア”と、
“ニキビができても上手に隠すメイク術”
を教えてくださいました。

|撃退するスキンケア

ニキビが顔にできるとつい洗顔に意識がいきがちですが、大人ニキビに乾燥は大敵。
保湿による”与えるケア”を第一に考えましょう。その際、こってりしたクリームなど油性成分が多いものは避けましょう。ニキビの元になりにくいノンコメドジェニックの表示があるものもおすすめです。
皮膚の代謝の乱れもニキビの一つの要因なので、ニキビのできる部位にピーリング効果のある化粧品を併用して、代謝を促進させるのも効果的です。

|上手に隠すメイク術

ニキビの赤みが目立つと気分が沈ずんでしまう方がほとんど。外出時はコンシーラーなどでカバーしても大丈夫です。その代わり、帰宅したらすぐにメイクは落としましょう。
入浴時にメイクを落とす方も、帰宅したらまずはクレンジング。肌に刺激のない素肌の状態でゆったりと過ごしましょう。

 けれど、カバー力の高いメイクはニキビになりやすいく、軽めのパウダーではニキビの赤みが消えづらくすぐに落ちてしまうと一長一短。そこで2パターンのベースメイクを準備することをおすすめします。
人にあまり会わないときはパウダーファンデで軽めに、食事や買い物など人と会うときはコンシーラーやリキッドファンデで赤みをしっかりカバー、とその日の予定に応じてメイクを換えましょう。

ポジティブマインドでつき合いましょう

大人ニキビは10代の頃のニキビとくらべて治りづらく、一つまた一つと増えて憂鬱になりやすいです。肌のターンオーバーの周期はおよそ1ヶ月、また年齢を重ねると代謝が落ちるので周期が伸びていきます。正しい治療やスキンケアの見直しをはじめても、ニキビが減りはじめるまでには時間がかかることも。
「体調や生理前の悪化など症状には波があって当然ですし、一度できた色素沈着や赤みが消えるには数ヶ月程度かかります。そのなかで、増えるたびに生活の何が悪かったのかと気にして落ち込むことは、大きなストレスに。3ヶ月後、半年後には新しくできるニキビが減っているはず!というポジティブな気持ちで大人ニキビと闘ってもらいたいです」と横井先生。
肌が健やかになるための行動をしている自分に自信をもって、ポジティブマインドで大人ニキビとつき合っていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
しっかりと理解して、そのときのニキビに合った対策をすることで美しい素肌にすることができます。
自信のある素肌を手に入れて、これからくる夏を迎えましょう。

【監修】
晴海トリトン 夢未来クリニック 皮膚科 院長
横井 彩 先生

‘03年3月秋田大学医学部卒業後、同年4月より秋田大学医学部 皮膚科・形成外科学講座で学ばれ、’15年8月秋田大学医学部 皮膚科・形成外科学 助教授に就任。’17年4月には藤田保健衛生大学 坂文種報徳會病院総合アレルギー科講師を経て、’18年4月晴海トリトン 夢未来クリニック 皮膚科 院長を務める。肌が健康な本来の状態であることを大事に、アクティブな現代女性こそ「洗顔・保湿」のシンプルケアをと提案している。